再生医療Regenerative Medicine
再生医療のご紹介
PRP-FD療法
自己修復力を活性化させる作用を持つPRP-FD(PFC-FD)で、膝関節の痛み、肌のお悩み、毛髪のお悩みなどの治療を行えます。手術ではなく注射のみで行う治療です。
PRP-FD療法とは
PRP-FDとは、PRP(Platelet Rich Plasma ; 多血小板血漿)を活性化させ無細胞化した上で濃縮し成長因子を抽出したものです。抽出した成長因子は一般的なPRPの2倍含まれています。PRP-FDを患部に直接注入することで損傷や治りにくい組織の修復を早めたり、肌や身体のエイジング症状を改善する治療がPRP-FD療法になります。
手術を行わず、自己血由来で安全性が高く、自らの修復力や再生力を呼び覚ますことがこのPRP-FD療法の最大のメリットです。
【PRP-FDの3つの特徴】
- 自分の血液からつくられるため、拒絶反応などの心配がなく安全性が高い。
- PRP-FDの成長因子はPRPの2倍。
- PRP-FDに含まれる7種の成長因子が再生力・自己修復力を活性化させる。
『当クリニックでは、PRP療法の2倍の成長因子を持つPRP-FD療法を採用しています。PRP-FDはPRPを高濃度に濃縮することにより、その成長因子はPRPの2倍となります。』
PRP療法は近年プロスポーツ界で普及している再生医療です。
当クリニックでは整形外科治療・美容皮膚科治療・毛髪治療のPRP-FD治療が可能です。
- 整形外科
関節内や腱などに注入することで自己修復力を活性化し、痛みや機能の改善を図ります。自己血由来なので、拒絶反応やアレルギー反応などのリスクが少ないことも特長です。手術以外の方法で治療したいという方、現在の治療に限界を感じている方、炎症や痛みやが長引いている方などにおすすめです。
適応症 : 変形性膝関節症、テニス肘、ゴルフ肘、腱鞘炎など - 美容治療
シワやへこみの箇所に注入します。
PRP-FDに含まれる成長因子はコラーゲン合成、ヒアルロン酸産生、組織の修復、血管新生などを作用をもち、肌細胞の再生力を活性化させます。
適応症 : 目周りや口周りのシワ、額のシワ、首のシワ、目の下のクマやたるみ、ほうれい線、ニキビ跡の凸凹など - 毛髪治療
高濃度の成長因子が含まれるPRP-FDを頭皮の薄毛の部分に注入することで、毛乳頭にダイレクトに働きかけ毛母細胞の増殖を促します。頭皮のエイジングケアとしておすすめです。
適応症 : 男性の薄毛、女性の薄毛、びまん性脱毛症、円形脱毛症、抜け毛、髪のボリュームダウン
治療後の注意事項
注入当日は激しい運動、入浴、サウナなどはお控えください。注入部位に痛み、皮下出血、赤み、腫れなどを起こすことがまれにありますが、通常数日で自然に消失していきます。治療開始から2週間~3ヵ月かけて組織の修復が起こり症状が改善することが確認されています。効果などについては個人差があります。作製したPRP-FDは6ヵ月間クリニックで保管可能です。追加注入の場合は期間内にお越しください。
【治療の流れ】
- まずは患者様のご希望を伺い、医師による診察・カウンセリングをさせていただきます。
- 感染症検査とPRP-FD作製のため約50ccを採血させていただきます。
- 再生医療センター(厚生労働相許可 特定細胞加工物製造施設 施設番号:FA3160006)にてPRP-FDを作製いたします。作製期間は約3週間を要します。
- 改めてご来院いただきPRP-FDを注入いたします。
- そのまま歩いてお帰りいただけます。
【注入方法・期間】
- 整形外科治療
罹患部位の関節や腱に注射をします。初回の注入で2~3ヵ月経過をみることをおすすめします。 - 美容治療
1~2ヶ月間隔でお肌の気になる部分に注入します。痛みを軽減するために塗り麻酔を行い極細針を使用します。 - 毛髪治療
1ヶ月間隔で頭皮の気になる部分に注入します。痛みを軽減するために極細針を使用します。