PRP-FD治療PRP-FD Medicine

PRP-FD治療のご紹介

                               

PRP-FD治療

                               

PRP-FD治療とは、自分の血液を利用した再生医療です。凍結乾燥濃縮されたPRPをPRP-FDといいます。
成長因子を使って、治りにくい関節や腱の痛み、肌や毛髪のお悩みなどを治療します。

PRP-FD治療とは

PRP-FD治療は、患者様自身の血液(血小板)由来の成長因子を活用する治療法です。PRP-FDとは、PRP(Platelet Rich Plasma ; 多血小板血漿)を活性化させ無細胞化した上で濃縮し成長因子を抽出したものです。抽出した成長因子は一般的なPRPの2倍含まれています。PRP-FDを患部に直接注入することで損傷や治りにくい組織の修復を早めたり、肌や身体のエイジング症状を改善する治療がPRP-FD治療になります。
当院では整形外科領域、美容領域、毛髪治療領域にPRP-FD治療を活用しています。自己血由来で安全性が高く、自らの修復力や再生力を呼び覚ますことがこのPRP-FD治療の最大のメリットです。

【PRP-FDの優れた5つの特徴】

  1. 自分の血液からつくられるため、拒絶反応などの心配がなく安全性が高い。
  2. PRP-FDは無細胞化し、成長因子だけを抽出したもの。
  3. PRP-FDの成長因子はPRPの2倍。
  4. PRP-FDに含まれる7種の成長因子が再生力・自己修復力を活性化させる。
  5. PRP-FDは6ヶ月の保存が可能のため、ご希望のタイミングで治療できる。

【PRP-FDに含まれる成長因子】

PDGF 血管新生、コラーゲン合成、マクロファージ活性化

TGF-B 線維芽細胞の増生、創傷治癒を促進

VEGF 血管新生、血管内皮細胞の増殖

EGF 幹細胞の増殖・分化、他の成長因子の効果増強

FGF 筋細胞の増殖、血管新生、コラーゲン活性化

HGF 血管新生、線維化抑制

IGF-1 筋芽細胞・線維芽抑制の遊走、タンパク合成



PRP-FD治療の流れ

STEP1. 診療・カウンセリングを行います。感染症血液検査を行います。

STEP2.あらためて来院頂き、PRP-FD作製のため約60ccを採血させて頂きます。

STEP3.外部の血液加工受託機関にてPRP-FDを作製。作製期間は約2週間を要します。

STEP4.あらためて来院頂き、PRP-FDを注入します。


適応と効果

1.整形外科領域
関節内や腱などに注入することで自己修復力を活性化し、痛みや機能の改善を図ります。自己血由来なので、拒絶反応やアレルギー反応などのリスクが少ないことも特長です。手術以外の方法で治療したいという方、現在の治療に限界を感じている方、炎症や痛みやが長引いている方などにおすすめです。

適応症

テニス肘、ゴルフ肘、腱鞘炎、変形性膝関節症

注入方法と治療回数

罹患部位の関節や腱に注射します。症状により、注入量や回数は異なります。


2.美容治療領域
シワや凹みなどの気になる箇所に注入します。
PRP-FDに含まれる成長因子はコラーゲン合成、ヒアルロン酸産生、組織の修復、血管新生などの作用をもち、肌細胞の再生力を活性化させます。

適応症

目周りや口周りのシワ、額のシワ、首のシワ、目の下のクマやたるみ、ほうれい線、ニキビ跡の凸凹など

注入方法と回数

お肌の気になる部位に極細針を使用し注入します。痛みを軽減するために予め塗り麻酔を行います。症状により回数は異なります。


3.毛髪治療領域
高濃度の成長因子が含まれるPRP-FDを頭皮の気になる部分に注入することで、毛乳頭にダイレクトに働きかけ毛母細胞の増殖を促します。育毛・頭皮のエイジングケアとしておすすめです。

適応症

男性の薄毛、女性の薄毛、びまん性脱毛症、円形脱毛症、抜け毛、髪のボリュームダウン

注入方法と回数

頭皮の気になる部分に極細針を使用し注入します。痛みを軽減するために予め塗り麻酔を行います。症状により回数は異なります。

治療後の注意事項
PRP-FD療法の注入当日は注入部位への刺激はお控えください。注入部位に痛み、皮下出血、赤み、腫れなどを起こすことがまれにありますが、通常数日で自然に消失していきます。治療開始から2週間~3ヵ月かけて組織の修復が起こり症状が改善することが確認されています。効果などについては個人差があります。作製したPRP-FDは6ヵ月間クリニックで保管可能です。